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ASDその11 -覚醒- [ASD]

生きている。良かった。生きているよ。

ASDその10 -手術-
手術台の上に乗り、仰向けになると身体には緑色のシートを被せられ、両腕に1本、又1本と
点滴の針が刺されていく。
「痛ッ」
と小声で呟いたのが聞こえたのか、
『あぁ、麻酔を先にすれば良かったねぇ、痛いもんねぇ。』と暢気な執刀医のK先生。
「えぇ、お願いします。」
麻酔が注され、するとようやく効いてきたのかだんだんと意識が遠のいていく。

目が覚める。
遠くから電子的なピッピッピッという音と空調の音だけが耳に響いた。
ぼんやりと辺りを見渡す。両側はカーテンで仕切られていて伺うことは出来ない。
頭の上の方に曇ガラスの窓が見える。真っ暗で、もう夜のようだ。
両腕には点滴がなされているようで、幾つもの点滴のバッグがぶら下げられている。
いや、腕だけではない、手の甲、足の甲にも刺さっているようだ。
喉の奥まで人工呼吸器のチューブが入れられているのに気づくが、ぼんやりしているせいか
さほど苦痛ではない。

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ASDその10 -手術- [ASD]

手術直前まで、意識はしっかりと残っていた。

ASDその9 -手術までの日々-
痛いのかな?手術失敗したらどうなるんだろ?親は泣くかな?友達は泣くかな?
墓参りには来てくれるかな?
そんなネガティブなことばかりが浮かんでは消え、流石にこのときは睡眠導入剤のお世話に
なり眠りにつくことができたのでした

いよいよ手術当日の朝。いつもどおりナースセンター前にて計量、そして病室にて
体温、血圧の測定。何の問題もない。
違う事といえば、看護婦さん達に『いよいよだね』とか『頑張ってね』とか言われることくらい。
それから、昨晩に腸内を一掃した為か異常に腹が減って仕方がない。しかも今日は朝飯抜きで、
術後しばらくはまともなご飯にありつけないことを考え憂鬱になる。

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ASDその9 -手術までの日々- [ASD]

入院後、暇で暇でしょうがない。

ASDその8 -入院当日- いよいよ入院、もう入院当日からハプニング・・・恥ずかしい。 入院当日、田舎から朝イチの特急で上野まで出て、山手線で新宿まで。父、母、何故か伯母まで ついてきている。後から聞いた話では伯母は僕が死ぬと思っていたようです。伯母よ、勝手に殺さないで下さい。

前日の騒動後は至って平凡。
やることといえば、肺活量を上げるため?に水の入ったペットボトルにストローを刺し、ブクブク
ブクッ~と息を吹くこと。持参したウォークマンで音楽を聴くこと、雑誌を読むこと、散歩で院内
探検。あとは、回診があるだけ。

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ASDその8 -入院当日- [ASD]

いよいよ入院、もう入院当日からハプニング・・・恥ずかしい。

ASDその7 -入院まで-
入院までに終えておきたいことが目白押し!目の回るような毎日。

入院当日、田舎から朝イチの特急で上野まで出て、山手線で新宿まで。父、母、何故か伯母まで
ついてきている。後から聞いた話では伯母は僕が死ぬと思っていたようです。伯母よ、勝手に殺さないで下さい。

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ASDその7 -入院まで- [ASD]

入院までに終えておきたいことが目白押し!目の回るような毎日。

ASDその6 −自己血輸血−
よもや、400ml抜かれて目を回すとは・・・


血液も採り終え、入院までに終えておきたいことがありました。
僕は普通の高校ではなく、高専に通っていたため、5年生の初夏には進学(編入学)か、
就職を決めていないといけない。

ま、遊んでばかりの僕の頭では編入学なんて無理。端から就職を決めていました。
しかし、就職するにも夏前には就職活動を行わないと、就職のクチが狭まってしまう。
当時はまだまだ就職が売り手市場でしたが、バブルも終焉に向かっていた頃でした。

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ASDその6 −自己血輸血− [ASD]

よもや、400ml抜かれて目を回すとは・・・

ASDその5 −病院の選択−
満場一致で「榊原記念病院」に決定した。 有名所に弱い家系だ・・・

6月の中旬になり、いよいよ手術に向けて準備が開始される。まずは、手術中の輸血に使用するために、自分の血を保存しておく必要があり、自分自身のために1回目の献血(抜血?貯血?蓄血?)を行う。トータル800mlとのことで、今回は400ml。

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ASDその5 −病院の選択− [ASD]

手術を行う病院はあっさりと決まったような気がする。

ASDその4 −カテーテル検査−
『一応選択肢は2つほどありまして、同じ県内のH記念病院、もう一つは私が以前勤めていた病院でして
東京の榊原記念病院という心臓の専門の病院です。』

家に帰り、父、母、僕の3人で相談をする。
『Y先生(主治医)が紹介してくれるんだからどちらでも大丈夫だろう。』と父。
『でも、専門の所の方が良いわよね。だったら遠いけど榊原記念病院の方が良いんじゃない?』と母。
「うん、僕も出来れば心臓専門の所でやってもらう方が安心出来る。」
『東京の伯母さんに聞いてみましょう。」と母は言うなり、早速伯母に電話をかけ、事の顛末を話した。
伯母と伯母の娘、つまり僕の従兄弟が言うには
「榊原にしなさい!榊原はその道では有名よ。それに、東京ならあなた(母)も私の所に泊まっていられるじゃない。」とのことだった。

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ASDその4 −カテーテル検査− [ASD]

結果を聞き唖然としました・・・よく生きてるなぁ<自分

ASDその3 -家族-
僕は涙を流しながら、声を振り絞り、顔を上げ、
『ホントだよ・・・超音波の検査したら、穴が空いてるって・・・生まれつきだって・・・』
「・・・」母の目はどこを見るでもなく虚ろな感じだった。

春休みに入り、検査の日が来た。検査入院とはいえ1泊2日という短期間のものでした。
とりあえずお約束の心電図、X線、心エコーを行った。
そして悲しいかな下の毛を剃毛(泣)

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ASDその3 -家族- [ASD]

家族の自分に対する思いを知った日。

ASDその2 -検査結果-
「右心房と左心房の間の壁に穴が空いてるんですよ。心房中隔欠損ですね


家に着いたが、両親は共働きだった為、誰もいなかった。
僕は2階に上がり、自分の部屋に入る。そしてベッドに腰掛けたとたんにボロボロと涙が
溢れてきた。

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ASDその2 -検査結果- [ASD]

人ってよほどの悲観論者でもない限り自分に都合の良い解釈しか出来ないという事と、
ホントに脆いということを痛感させられた。

ASDその1 -兆候-
病院へ行き事情を説明。心電図を取るが異常なし。
病院の方も「症状が出てないとなんとも言えませんね、後日改めて検査をしましょう」
ということで検査の予約をして学校へ戻りました。


いよいよ検査当日になる。自分ではどうせ何でも無いんだろう?という思い込みが
ある為、特段何も気に留めずに一人で電車、バスを乗り継いで病院へ向かった。

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